ライブイベント “The Awakening(覚醒)” のご案内

ロイヤルガードサー・ニコラス隊長とその部下ニコル・ヴァレンタインは
首都ブリテインの激化する暴動と不審な樽の処理のため、皆さんの協力を求めています。
首都防衛に協力してくださる方は桜EMホールに集合してください。

このイベントの参照リンク:
UO Herald (米公式ウェブサイト)
The Awakening – Act II, Part 2

BNN (UO日本公式ウェブサイト)
覚醒 – 第二章 第二節

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【日  時】 4月8日(日)21時~ 
※当日は、倭国シャードのイベント終了時刻により、桜シャードの開始時間が遅れる場合がございます。

(※4/5追記)

【集合場所】 トラメル桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネル JapanEMevnet(#なし)にお入りください。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
  イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

【イベント】ある考古学者

「だーかーらー! そこのところちょこっと頼めないかなぁ?幼馴染のよしみってことで!」

ロイヤルガード隊長サー・ニコラスは目の前にいるこのクセのある幼馴染みのHarrison(ハリソン)をどうしたものかと考えていた。
今朝、執務室に入ってくると来客用のソファーでごろりと眠りこけている男の姿があった。一体何を生業としているのか、鞄1つの薄汚れた格好のこの男を見張りのガードは良くこの部屋に通したものである。
実はニコラスはこの男が苦手であった。昔から自分の目的を達成する為ならば手段をえらばない、極悪人ではないが押しが強くて口がうまい、自分とは正反対のタイプのこの男となぜか付き合いをやめることができない自分を不思議に思うこともある。今回は考古学者という肩書きで現われたが、その前は情報屋、またその前はジゴロ…そのまた前は…とこの男の型にはまらない生き方を面白いと思っているとでも言うのか?ニコラスは自問自答するが、いつも答えは出ないのであった。まあそれはおいといて。
最近の首都ブリテインへの襲撃者の増加の知らせを受けロイヤルガード隊も多忙を極めているというのに、ハリソンは個人的な警護の依頼を申し込んできたのだ。

「ハリソン、君の言い分はわかった。しかし私にも都合というものがある。君の仕事仲間だというカリー女史の捜索の件だが正直に言うと対応は難しいのだ。だいたい君の言う女史の失踪場所が問題だ。イルシェナーの中央部だって?あそこは現在大規模な事故があって…」

「事故があったから心配なんじゃないの!善良な市民が行方不明だっていうのに冷たいねぇ」
「いやしかし…」

こんな感じの押し問答が小一時間続いていたのだが、なかなか結論が出ない。
なにがハリソンをそんなにカリー女史に執着させているのかははっきりとはわからないが、どうせ金にまつわるモノであろうことはニコラスにも楽に推測できた。この男は昔からがめついのである。

「お話はわかりましたわ!」

ニコラスがハリソンの頼みを断りきれずにいると、部屋に居た部下のニコル・ヴァレンタインが口を挟んだ。

「ニコル君!いったい何を言う気かね?」
「サー、私の意見を聞いていただけますか? ブリテインの街に置かれている謎めいた樽についてガーゴイルシティへ調査へ行くことを進言いたします。ついでにイルシェナー中央部の様子も調べて参りたいと思います。」
「あの樽の調査か、なるほど。…しかし、先ほども言ったようにどんな危険があるのかわからないのだぞ!」
「承知しておりますわ。ですからこの際協力者を募って行くのが良いかと思います。」
「Sa-Yuか?」
「いえ、Sa-Yuは戦闘タイプではないので…以前我々に強力してくれた冒険者に声をかけてみようと思います。きっと力になってくれますわ!」

「そうそう、美人のねーちゃんは話がわかるねぇ!」
ソファーの男はとたんに上機嫌になって、鞄からワインを取り出すと瓶から直接飲みはじめた。
「んじゃーそれで決まりだな! このねーちゃん借りてくわ!あと人集めも頼むぜ!」
ニコルはハリソンの方へ向き直り、にっこりと微笑みながら言った。

「ハリソンさん、ご協力させて頂きますわ。そのためには貴方のもっている情報をすべて私達に教えていただけます?」

ハリソンの喉が*ごきゅり*と音を立てた。
「…良いぜ、俺の護衛と引き換えにな!」

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【日  時】 3月31日(土)21時~
【集合場所】 トラメル桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)
※桜EMホールへはブリ1銀前に直通ゲートをご利用ください。

【備  考】
◆ チャットチャンネルJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。
◆ 戦闘があります。なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 移動呪文の使えるキャラクターでお越しください。移動できない場合は頑張って元気に走りましょう。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
  イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
  プレーヤーの皆さまのご協力をお願いいたします。

【季節イベント】サチの雛祭り

「ふう、やれやれ…」

トクノの長老は座ってお茶を一口すするとやっと人ごごち付いた。
冬の間、同居している孫娘のお雪は家を留守にしていた。
雪女の自分の身体は長老に辛かろうと気づかっての事であった。多少淋しくはあるが風邪をひいてしまってはかえって看病などの世話でお雪に迷惑をかけてしまうと長老もお雪の提案を受け入れることにしたのだった。

しばらくたったある日のこと。
老人の一人暮らしを心配してか、近所の者が長老に一人の少女の子守りを願い出た。
少女の名は幸(サチ)という。年のころは10歳くらいの黒髪のなんとも愛らしい少女だ。
両親はトラメルに出稼ぎに行っている。
体よく子守を押し付けられたのにもかかわらず、昔孫娘のお雪を男手ひとつで育てた経験もあるしと安請け合いしたことを早くも後悔し始めることになろうとは長老は思いもよらなかった。
「いやはや、こんなに疲れるとは…もうワシも年かのう?」
誰に聞かせるでも無く独り言をつぶやいていると、外遊びから幸が帰って来た。

「ただいま」
「おかえり幸、茶を飲むか?」
「ありがとう」幸は長老の膝に座り、手渡されたお茶を飲み干した。
湯飲みを返してもらうとき、長老はいつも元気な幸の顔が曇っているのに気が付いた。
外で何か嫌なことでもあったのだろうか?
心配した長老がその理由を聞こうとしたとき、先に幸のほうが口を開いた。
「おじいちゃんにお願いがあるの。わたし…お雛様が欲しいの!」
「お雛様とな?」
「だって、今日一緒に遊んだみずほちゃんとあすかちゃんが自慢するんだもの!ひな祭りにふたりともすっごく豪華なお雛様を飾って貰ったんだって!」

これには長老困り果てた。
トクノの質素な漁師の長老と出稼ぎに行っている幸の両親に豪華なお雛様など用意できるはずもない。
しかしそのような大人の都合など子供の幸に理解できるはずもないのであった。
「うーむ。豪華なお雛様はちと難しいのう。」
長老がそう言うと幸の瞳にみるみる大粒の涙が溢れてきた。
「これ、泣くでない*おろおろ*」
「だって…だって…ヒック…」
とめどなく流れ落ちる幸の涙を見て、長老は必死で考えた。
「すまぬ幸、お雛様のことはあきらめておくれ。その代わり今度の休みにお前をゼントへ連れて行ってやろう」
「ゼント?」
「うむ、お前はまだゼントに行ったことは無かっただろう?とても綺麗な街じゃ。ココとは違い都会じゃからなお前に何か買ってやろうぞ」
「いいの?だっておじいちゃん貧乏なんでしょ?」
多少グサッと心に刺さる物があったが、長老はそんなことは顔に出さずに言った。
「友達と同じ物は無理だが、おじいちゃんが釣った魚を売ってなにかお前の好きな物を買えるようにしてやろう」
「だからもう泣くのはおよし」
「うん」幸の顔に笑顔が戻った。

長老はトラメルの幸の両親へ手紙を書くと出かける準備をした。
「上手く行くといいのじゃが…」

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【日  時】 3月11日(日)21時~
【集合場所】 誠島ゼント すてき手芸店 (六分儀座標: 34o 44’N, 41o 45’W)
※トラメル桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)からも現地へのゲートを出します。
※桜EMホールへはブリ1銀前に直通ゲートをご利用ください。

【備  考】
◆ チャットチャンネルJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。
◆ 戦闘準備のうえ、お越しください。なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ ラグ軽減のためイベント会場は途中で2か所に分かれます。会場移動をご希望の方は、自己責任において自力で行ってください。
◆ 料理・裁縫など物作りの得意な方の参加をお待ちしています。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
  イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
  プレーヤーの皆さまのご協力をお願いいたします。

EMプログラムにおける日本語サポートのお知らせ

皆さまこんにちは。

この度、EMプログラムではより多くの日本人の皆さまにご参加いただけますよう、EMハンドブックの日本語版を作成いたしました。
MesannaおよびEMプログラムに在籍する多くのEMとたちの助力により作成されたオリジナル版を日本語化し、規約はもとより、様々なノウハウがわかりやすく最新版にアップデートされております。
また、研修および昇格テストにつきましても日本人EMが行い、実地研修につきましても日本シャード、およびFormosaシャードにて行う運びとなりました。
EMプログラムはその自由度において、他の追随を許さないプログラムです。今まで皆さまがプレーヤーとして培ってきたノウハウを存分に生かしていただける環境であると確信しております。
ほんの少しの英語、一握りの勇気、そしてあふれる情熱を持ってお越しください。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております。

2012年3月吉日

日本人EM一同

【ミニイベント】街の治安維持について

「多すぎる…」

ロイヤルガード隊長サー・ニコラスは彼の机に高く積まれた書類の山を見ながらため息をついた。
ユーのガードからの報告によると、近ごろ起きている貧しい市民らによる暴動は一向に止む気配は無いらしい。人数が多すぎてガードでは対処しきれない状況だという事だ。同様の報告は八徳の各街とベスパーからも寄せられていた。

「これだけ事態が大きくなってしまってはガード隊だけなく冒険者の協力を頼まなければなるまい」

サー・ニコラスはタウンクライヤーに冒険者に協力を求める知らせを叫ぶように連絡し、部下のニコル・ヴァレンタインにともに各街へ向かうべく準備を始めたのだった。

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【日  時】 2月25日(土)21時~
【集合場所】 桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)
※ブリ1銀前に直通ゲートがあります。

【備  考】
※チャットJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。
※戦闘・移動魔法の準備をして来てください。
※貴重品・貴重なペットの持ち込みは各自の判断にお任せします。
※EMは紛失物・ペットの復元はできません、予めご了承ください。
※ロールプレイキャラの周囲を空けてくださるようお願いいたします。