名もなき星の騎士

ヒーラーは途方にくれたようにため息をついた。

「なんとかしてやりたいが、体は元気になったことだし、お前さんをここに置いておく余裕はないんだよ。」

男は決して小さくはない体躯を一層縮こまらせて、初老のヒーラーを見上げながらかすれた声で答えた。

「おっしゃっておられることはよくわかります。今までお世話になり、本当にありがとうございました。」

ヒーラーはばつが悪そうに、一通の書簡に地図を添えたものを男に手渡しながら言った。

「ロイヤルガードのジョフリー隊長に、お前さんの保護とトリンシックまでの護衛をお願いしておいた。これはその写しだ。この場所まで行けば落ち合うことができるだろう。」

男は黒い瞳に安堵の色を浮かべながら答えた。

「ありがとうございます! きっと、トリンシックまで行けば何かを思い出せると思うのです。」

ヒーラーは頷くと男の手を固く握って言った。

「幸運を祈っているよ。名もなき騎士殿。」

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日時:
7月11日(土)
20:30~ 飛鳥シャード
21:15~ 大和シャード
22:00~ 桜シャード

集合場所:
ブリテイン市民広場
⇒ 当日は各シャードのニュジェルムEMホールより現地まで送迎ゲートを設置します。

当日2回目以降に実施のシャードは開始時間が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。

◆ チャットチャンネル22nd Liveにお入りください。
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