【フィクション】 The Witch of the Isle

出典:UO公式

The Witch of the Isle

現在進行中のWildfireシリーズの次の作品を、ごゆっくりとお楽しみください

島の魔女

EMマラキ著

生のマナの稲妻がデーモンの不自然なエッセンスを引き裂いた。デーモンは最後の咆哮をあげ、波止場に燃え盛る炎の山の中に倒れ込んだ。最後に灰になったのは巨大な頭蓋骨だった。

ワイルドファイアの濃厚な煙が消え、レディー・テッサはようやく息ができるようになった。騎士は、剣を握っていた手から燃えたぎる小手を外した。島の商人たちのバケツの列が現れて、はぐれた炎を消し始めた。若い従者は大火傷を負っているにもかかわらず、ふらつきながらも注意しつつ立っている。レディー・テッサは、火傷や怪我を治すための呪文の本をめくった。

砦の騎士たちを治療しながら、テッサは何年も前に若い花嫁として初めてこの島に来たときのことを思い出していた。サーペンツホールドの人々は魔法を信用していなかった。領主や司令官が「魔女」と結婚したことは、大きなスキャンダルになった。彼女の友人であるブリタニア国王の訪問を受けて、彼らは彼女の目を見ることすらできなかった。彼らが魔法で傷を治すことを許すまでには、さらに数年を要したのである。

警鐘がテッサを回想から引き離した。数人の騎士が駆けつけたが、島の反対側にある臨時の野戦病院までは数分かかるだろう。彼女の魔法を使えば、すぐにそこに行くことができる。

彼女のルーンはテッサを大火の中に落とした。テッサは火を消し始め、一軒一軒、野戦病院のある砦への道を作っていった。中庭に入ると、患者を炎から守ろうとしているヒーラーを守るために、エネルギーの壁を召喚するのに間に合った。

炎の中心には、暗黒のローブを着た女がいた。ドルシッラが曲がったアセイミーをテッサに向けると、炎はそれに応じて蛇のようにスルスルと前進した。

“Kal Vas Xen An Flam!” テッサの魔法はディード島周辺の深海に呼びかけ、彼らは彼女にチャンピオンを提供した。巨大な水のエレメンタルが迫り来る炎を鎮めた。魔術師とエレメンタルはその魔法をダークモンクに向けた。

テッサは足に鋭い痛みを感じた、下を見ると小さなダーツがあった。欄干から、もう一人の女がダーツを手にして現れた。ダークモンクのソラリアは姉妹と一緒になって笑っていた。「その召喚は、舌を飲み込んだら長くは続かないわよ」 彼女は耳の後ろから小瓶を取り出した。

ドルシッラは手を挙げた。「リーヤは彼女を生かしておくことを望むだろう。彼女の血の効力は、闇の道の炎を照らすのに役立つ」

テッサは呪文書を落とし、太ももからダーツを引き抜いた。痛みはひどかったが、少しだけ彼女を奮い立たせた。彼女はモンクたちの気をそらすために小さな呪文で攻撃した。「今すぐ立ち去りなさい」 彼女はよろめいたが、自分を取り戻した。

ソラリアは笑っていたが、クロスボウの矢が彼女の腹部に刺さり、悲鳴を上げた。砦の騎士たちが到着したのだ。

「シスター!」 ドルシッラは炎を鎮め、肉親にヒールの呪文を唱えた。彼女が再びワイルドファイアを呼び出す前に、騎士の刃が彼女のアセイミーを真っ二つにした。モンクの姉妹はポケットからルーンを取り出した。

彼らが逃げる前に、テッサは最後の力とマナを使ってエレメンタルにモンクたちの上で波のように砕け散り、壁を越えて彼らを砦の下の海に投げ込むよう命令した。そして、彼女は倒れた。

騎士が槍を落としてテッサを捕まえ、簡易ベッドに運んだ。意識を失った彼女は、周りにいる心配そうな騎士たちの輪を見た。彼らは魔法を完全に信用することはないが、彼女を信用していた。テッサは彼らの魔女だったのだ。

 

グローバルイベントのアップデート

グローバルイベントのアップデート
出典: UO公式

Global Events Update

こんにちは。

現在、「Treasures of Wildfire(炎の中の宝)」が開催されているため、以前のグローバルイベントのコンテンツを整理しているところです。 これには、ユキオクエストと関連するチャンプスポーン – Alchemist’s Abomination(錬金術師の憎悪)が含まれます。

また、「Treasures of Wildfire(炎の中の宝)」のポイントは、キャラクター転送時にリセットされますのでご注意ください。

ブリタニアでお会いしましょう。

UOチーム

 

ぼくの考えた最強のロボット9 “堕ちたユニコーン”

ミノックに住む機械マニアのセトとペットの犬ポチはタウンホールにてガードから数日間、事情聴取を受けていました。先月彼らが冒険者と一緒に悪の錬金術師ホームズを訪ねた件で街のガードに任意出頭するように言われたのです。

「ちぇっ今日はテルマーのロイヤルシティに行ってジャンクパーツを探そうと思っていたのにな。一体どこのどいつが僕のことをガードにちくったんだろう?」

「外出の理由が任意出頭だなんて、いくらご主人が引きこもりでもありえないのだわん」

「……しぃー! ポチ、*話がややこしくならないように今はその姿でいるんだぞ*」

「*わんわん*」

取調べに同席していたガードの1人が、数日間何度も繰り返された質問を再度投げかけてきました。

「聞いているのかね、セト君?……つまり君がテルマーに冒険者と共に赴きホームズに接触したことは事実だが、その後に起こった件については故意ではなかった。という事かね?」

「はい、先ほどもお答えしましたがあの時は単に実験的な試みを行っただけであり、決して冒険者の皆さんに危害を加えようとか、そう言った意図はなかったのです」

「ほう、実験の結果最悪の事態になるとは考えなかったのかね?」

「はい、まったく」

セトのまったく悪びれない態度に対し、取調中のガードは半分呆れたような口調で続けた。

「……いいだろう。今回の件はここまでとしておく。今後はこの様な呼び出しの対象とならないよう、行動には十分気をつけてくれたまえ」

「わかりました(棒)」

「気を悪くしないでくれたまえ。こちらも仕事なのでね。カルトとの関わりが疑われる件では慎重にならざるをえないのだよ」

「*わんわん*」

セトがやっと取り調べから開放されようとしたとき、ドアの外にはガードの急使が現れ何やら慌しい様子が窺えた。

「また何かあったのかな?」

日時:
7月24日(土)
21:00~ 出雲シャード
22:00~ 桜シャード

集合場所:ミノック公園 (六分儀座標:96o 15’N, 80o 17’E)
※ニュジェルムEMホールに現地へのゲートを設置いたします。

※当日2回目以降に実施のシャードは開始時間が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。
※今回よりタイトルのナンバリングを元に戻しました。

◆ チャットチャンネル24th Liveにお入りください。
◆ 戦闘準備の上、お越しください。
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

ぼくの考えた最強のロボット 番外編 “謎のカスタンブレの石”

ミノックに住む機械マニアのセトとペットのロボット犬ポチは最近手に入れたロールブックの話で盛り上がっていました。

「へぇー著者Sherry the Mouseだってさ!ブラックソーン王に言われてトクノまで行っていたんだって!すごいフットワークだなぁ」

「どこかの引きこもりの誰かさんも彼女を見習うと良いのだわん」

「……! 僕だってね好きで引きこもっていたわけじゃないんだからな!フェローシップだの、海賊フックだの、カルトだの、ダークモンクだの、前にも言ったかもしれないけれど僕は頭脳派で戦闘は得意じゃないんだ!一般市民なんだよ!だから自分の身を護るので精一杯なの!」

「それで自宅警備員を決め込んでいたのかわん」

「そうだよ!人には向き不向きという物があるんだ!」

「ご主人の言い分はわかったわんが、あまりにも出不精すぎて冒険者の皆さんに存在を忘れられていそうだわん。この家の試作品ロボにも変な噂が立っているほどだわん。いい加減どうにかするのだわん」

「噂なんてどうでも良いけれどこの試作品はそろそろいじろうと思っていたところだよ。タイムリーなことにこのロールブックに興味深い情報が載っていたんだ」

「どんな情報なのわん?」

「それはね……」

日時:
6月6日(日)
21:00~ 出雲シャード
22:00~ 桜シャード

集合場所:ミノック公園 (六分儀座標:96o 15’N, 80o 17’E)
※ニュジェルムEMホールに現地へのゲートを設置いたします。

※当日2回目以降に実施のシャードは開始時間が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。

◆ チャットチャンネル24th Liveにお入りください。
◆ 戦闘準備の上、お越しください。
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

忍び寄る闇の手

ブリテインのブラックソーン城の中庭でロイヤルガード隊長サー・ジョフリーは先日行われた失踪中のトクノのソウルストーン職人、ユキオ捜索の結果について、ブラックソーン王に報告を述べていた。

「報告ご苦労、ブリタニアの民の協力により事件の証拠の品々は集まりつつあるとのことだね?」

「はっ左様でございます、陛下」

「ふむ、その他にはなにか報告はあるかね?」

「別件になりますが、先日イルシェナーで事件を起こしたカルト教団についてはすでに王室専属探偵のジャスパー警部補より教団解体と事態の終息宣言が出ておりますが、ロイヤルガードの匿名の情報源によりますとダークモンクの指導者の一部がまだ逮捕されていないとのこと。ユキオ失踪事件と併せてこちらも調査を進めていく所存です」

「よろしいだろう、また新たな報告を期待しよう」

「かしこまりました、陛下。それでは失礼いたします」

サー・ジョフリーは踵を返すと、心配そうに彼らを見つめていたトクノからの使者に軽くお辞儀をし、クロークを翻しながら早足で城を後にした。

日時:
5月9日(日)
21:00~ 出雲シャード
22:00~ 桜シャード

集合場所: ブリテイン広場
⇒ ニュジェルムEMホールより現地までゲートを設置します。

※当日2回目以降に実施のシャードは開始時間が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。

◆ チャットチャンネル24th Liveにお入りください。
◆ 戦闘準備の上、お越しください。
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!