15周年特別企画!UOエッセイコンテスト(全シャード対象)

私たちはUO15周年を記念して、素敵なアートを入手しました。こちらが今回のエッセイコンテストの賞品となります。私たちはそれぞれのシャードから5名を選出します。UOにおけるもっとも思い出深い出来事について一番すぐれたストーリーを書いたプレーヤーが、人間用、もしくはガーゴイル用、いずれかのローブと引き換え可能なコードを入手することができます。

ルールは以下の通りです。

◆ 各シャードの担当EMまでメールでお送りください。
◆ 文字数は英文換算で250ワードから500ワードまで。(備考:1)
◆ 〆切りは現地時間(EST)の9月15日(土)です。
◆ エッセイはその審査においてオリジナリティ、内容、そしてなぜその瞬間が応募者にとって特別であるのかをより良く表現していることが求められます。
◆ 見事栄冠を勝ち取ったプレーヤーとそのエッセイはUOヘラルドに掲載予定です。
◆ 引き換えコードはMesannaより現地時間(EST)の10月6日(土)以降にメールされます。
◆ EMが不在のシャードにつきましてはMesannaまで直接お送りください。(備考:2)

皆さんの健闘をお祈りすると同時に、エッセイを読むことを楽しみにしています。コンテストの賞品をこっそりお見せしちゃいます!

Psst!!! お嬢さん、お嬢さん、いいローブがありますよ!!

備考:
1. 応募は日本語、英語どちらでも可能です。
2. 日本シャードのEM不在シャードの場合は、それぞれのシャードの暫定担当EMまでお送りいただくこともできます。

このイベントの参照リンク:
UO Herald (米公式ウェブサイト)
Memorable Moment

【イベント】幸の夏休み

「ふう、やれやれ……」

勇島に住む長老が預かって面倒を見ている少女、幸の雛祭りを祝うために桜民の協力を仰いでから早数ヶ月が過ぎた。
トクノは夏真っ盛り、暑さに負けじとはしゃいでいた幸の友達も家族で夏休みを過ごすために一人二人と遠くへ行ってしまい幸は一人さびしい毎日を送っていた。
トラメルに出稼ぎに行っている幸の両親はこの夏も仕事で忙しく、幸に会いに来る事が出来ないと手紙を寄こしたきりだ。生活のためとはいえ親元を離れて暮らさなければならない幸を不憫に思い、できるかぎり可愛がってやろうと長老は思っていた。

今日も家の軒先でふたりでお茶を飲んでいると幸がぽつりと切り出した。
「夏休みなんてつまんないな。みずほちゃんもあすかちゃんも家族で旅行に行っちゃったし」
「ほう旅行か」
「うん、「がりおんせんでごうかなふなたび」とか言ってた。温泉へ行くのかな?」
「ぶはっ!」
長老は飲みかけのお茶を思わず噴出してしまった。
「幸よ、ガリオン船は温泉ではなく大きな船のことじゃよ。まあワシらには縁の無いものじゃが……」
「ごうかってなに?」
「豪華とは贅沢のことじゃよ」
「ああ!おじいちゃんの敵!」
「げほっげほっぐえほっ!」
子供にそんな指摘をされるとはいささか情けないような気がしたが、長老は気を取り直して幸に聞いた。
「ふむ、豪華な船旅は無理じゃが近所ならば…。ちなみに幸はどんな遊びが好きかな?」
「幸、お友達と遊ぶのが好きだよ。でもみんないないから…おじいちゃんは子供のころどんな遊びをしていたの?」
幸に質問を返されて長老は考えて込んだ。遥か昔、自分が子供のころどうやって夏を過ごしていたのかと。
「……そうじゃな。わしは生まれも育ちもトクノじゃからな。田舎の子の遊びじゃよ。虫を獲ったり、植物を育てたり、川や海で泳いだりじゃな。最近の子供はあまりそういうことはせんのかもしれんが。」
「えっ虫?」
「そうじゃよ、捕まえて飼うんじゃ。友達同士で捕まえた虫の大きさを競ったり戦わせて勝負したり…ああ懐かしいのう」
「幸、虫を捕まえたこと無いよ。おじいちゃんすごいね」
「ははは。幸は女の子じゃからな。虫よりもお花を育てる方が良いかの?」
「うーん。幸、どっちが良いかなんて決められないよ。だってどっちもやったこと無いんだもん」
「ならばどうじゃ。やってみるかの?」
「うんっ!」
幸は笑顔で即答した。
「よしっおじいちゃんに任せなさい!」
久々に童心に返ってみるのも悪くあるまいと思いつつ、長老はさっそく準備に取り掛かった。

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開始予定日時:8月11日(土)21時

集合場所:勇島の民家(六分儀座標:86o 19’N, 28o 28’W Tokuno)
※二ジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  桜シャードは JapanEMevent(#なし)
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

混沌の翼

ガーゴイルの女戦士レンラム(Lenlum)は今日もまたテルマーのドラゴンウルフ村を訪れていた。
村の隔離施設で老廃病の治療薬の研究を重ねている黒ロープのヒーラーの求めに応じて、病に苦しむ同胞達のために薬の材料を集める日々が続いていた。彼女の仕えるガーゴイルのプリンセス・リスタ(Rhista)も伝染するこの恐ろしい死の病の危険を顧みず、ソーサリア各地を飛び回っている。
つい先日もテルマーに好意的なブリタニアの国民の助力を得て、多くの材料を入手する事ができた。だが問題は一向に解決しない。多くの努力の甲斐も無く次々と果てていく同胞の姿を見るたび、レンラムは怒りと悲しみが混ざったような重苦しい気持ちを抱えつつ、翼の力の続く限り飛び続けねばならなかった。
「そうよ、落胆している暇は無い。出来る限りのことをしなければ……。」
ヒーラーに材料を預け、村の西に位置する風の塔へ向かう途中でレンラムは病に侵された同胞に声をかけられた。
「もう助からないのか? 治す方法はないのか?」「なぜザー女王は我らを守ってくれないのだ? なぜこんな病が?」
今にも死にそうな彼は弱弱しい瞳で彼女を見つめている。緑色に変化した皮膚が彼がもう長くはないことを物語っていた。
「痛い… 羽に力が入らない…。 どうしてこんなことに… ザー女王が悪いんだ! あのよそ者ガーゴイルがこの疫病を持ち込んだんだ!」
そう言うと彼は激しく嘔吐した。レンラムは一瞬ひるんだがすぐ彼の側へ行ってその背中をさすった。
突然、彼は彼女の腕を掴むと激しく咳き込みながら何かをしきりに訴えてきた。「……の神殿…別の…こ…病の…治療法……噂…………」
「神殿…ですって?」レンラムは聞き返したが、彼からの返事はもう無かった。彼は彼女の足元に転がり息絶えていたのだった。
「いったい何があるというの……?」 レンラムは彼の亡骸をそっと整えると、風の塔からリスタの元を目指して飛んで行った。

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開始予定日時:
瑞穂シャード  7月21日(土)21時~
桜シャード 7月21日(土)22時~
※桜シャードのスタート時刻は瑞穂シャードのイベントの進行具合によって若干遅れる場合がございます。
予めご了承ください。

集合場所:
テルマードラゴンウルフ村(六分儀座標: 125o 51′S, 48o 9′W)
※当日瑞穂シャードはルナ銀行より、
桜シャードは二ジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  桜シャードは JapanEMevent(#なし)
  瑞穂シャードは General
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
– イベント進行の妨害、かく乱行為。
– EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

【お知らせ】Zento七夕飾りについて

桜、瑞穂シャードの皆さまへ

先日は七夕の飾り付けにご協力くださり、ありがとうございました。
ゼントに設置されている七夕飾りは7/14(土)昼頃に全て撤去する予定です。

よろしくお願いいたします。