【イベント】Reunion ~ part 1

「お前さんに見て欲しいのはこの地図じゃ」

ブリテイン芸術ギルドの画家エミリオは老人アイソーポスが持ち込んだ青い地図を見て驚いた。

「この青は……間違いない、ラピスラズリだ。ご老人、一体どこでこの地図を手に入れたんですか?」
「それは企業秘密じゃ」

一筋縄ではいかなさそうな老人の返事に多少面を食らいつつ、エミリオは続けた。

「ですが私の知っている限りでは、ラピスラズリの鉱山はもう無くなっているはずですよ」
「鉱夫どもやトレジャーハンターどもにも聞いたが同じ返事だったな」
「ええ、今から2年前のことです」

エミリオは遠い目をすると、2年前に起きた彼の知り合いの鉱夫アメデオのことをアイソーポスに語って聞かせた。エミリオとアメデオは若い頃、ともにブリテイン芸術ギルドの画家だった。だが傑作を描いたエミリオと違い、これと言った代表作も描けずに筆を折ったアメデオは実家の家業を継ぎ鉱夫となっていた。
ある日アメデオは、彼の祖父ヴィットーリオの形見の小箱からラピスラズリの鉱山の地図を発見した。アメデオは冒険者とともにその鉱山へ赴き、ラピスラズリの守護竜であるブルードラゴンと対峙した。ブルードラゴンは懇意にしていたヴィットーリオの件にふれ、孫であるアメデオにある決断を迫った。それはラピスラズリの石1つと祖父の亡骸のどちらを持ち帰るか?というものだった。高価なラピスラズリに目がくらんだ愚かなアメデオは石を独り占めしようとし、結果ブルードラゴンの怒りを買ってしまった。アメデオは炎に焼かれ、冒険者と戦ったブルードラゴン自身も傷つき姿を消してしまった。そしてそれはブルードラゴンと密接な関係にあったラピスラズリの鉱山の崩壊へと繋がったのだった。

「ふーむ。でもお前さんはその場にいたわけじゃないんだな?」
「ええ、僕はその時冒険に行った人たちに話を聞いただけなんですが……アメデオは残念でした。決して本当の悪人ではなかったはずなのに」
「人生には幾たびか重要な決断がやってくるときがある。その結果は彼が自分で選び取ったものだ」
「そうですね……」

エミリオは押し黙った。

「ふむ、じゃがそれだけ沢山の目撃者がいるのであればこの地図はもう用済みかもしれんな」
「そうですね、もし要らなければ譲ってくださいませんか?」
「亡くなった旧友の形見にか?……別に良いが金額次第じゃな?」
「えええ」
「売れるものは何でも売る、これはトレジャーハンターのモットーでな」
「きっちりしてるなぁ……ではこれくらいで?」
「うむ、毎度あり」

その晩からエミリオは同じ夢を繰り返し見るようになった。彼の夢の中でアメデオが悲しげにエミリオを見つめている。彼は何かをその腕に抱えているように見える。それは石のような物に見えた。アメデオはエミリオに向かって何かを必死に訴えているのだが、その言葉は聞くことができない。彼はいつもそのシーンで目が覚めるのだった。

「アメデオ……僕を呼んでいるのかい……?」

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日時: 6月19日(日)22時開始
集合場所:ブリテイン芸術ギルド前(六分儀座標:4o 2’S, 8o 30’E Trammel)
※二ジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  チャンネル名は JapanEMevent(#なし)です。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!