【イベント】ゴブリンのクリスマス!

ある日、アンダーワールドの片隅にて。

「ただいまー!帰ったぞ。おっ?今日はお嬢様も来ているのかい?」

グリーンゴブリンの“とんがり耳”は度々アンダーワールドを抜け出してはブリタニアのあちこちを放浪しています。
今日もどこからか、息子に外の世界のお土産を持って帰ってきました。
ちょっと変わった体の色をした彼の息子は、父親のお土産と外の世界のお話をいつも楽しみにしていました。
お嬢様とはグレイゴブリンのおませな女の子です。グレイゴブリンとグリーンゴブリンは仲が悪くて有名ですが
小さな2人と変わり者の父親はとても仲良しなのでした。

「久しぶりね、とんがり耳。今日は会えて嬉しいわ」
「おかえりなさい、お父さん。ねぇお土産は?」
とんがり耳はテーブルの上に小さな銀色のもみの木を置きました。
「そのちっちゃい木はなあに?」
「これはクリスマスツリーと言ってね、ブリタニアでは、人間は今の時期にこれを家に飾るんだ。もっと大きなやつもあるぞ」
父親の説明を聞くのもそこそこに、子供たちは興味深々でツリーを触っています。
「こんな植物みたことないや。ちいさくって可愛いね」
「なんて硬い葉っぱなのかしら!でもキラキラして綺麗……キャッ!!」
2人の声が煩かったのでしょうか?ツリーの枝の隙間から虫がひょっこりと顔を出しました。
「えっ今のなに??」
「虫だよね?ねぇお父さんボクこれ飼ってもいい?」
「ははは、なにやらオマケも付いてきちゃったんだな。まぁお前の好きにするといいさ」
「人間はみんな虫を飼ってるのかぁ……」
「いやそれは違う」
とんがり耳はいつものように、彼のお気に入りのフリントの強烈ビールを飲みながら話を続けます。
「ソーサリアのそのまた外の世界から来たらしいクリスマスという風習があってだな。ほら、この本を見てごらん*ヒック*」
とんがり耳は2人にクリスマスのことが書かれた本を何冊か手渡しました。
小さな2人は外の世界の情報が詰まった本が大好きです!アンダーワールドの図書室には無い新しい本をいつも父親にねだります。
「ふんふん、なるほど……」
「へぇーサンタってこの白い髪のおじいさんの名前かしら?トナカイ?見たことのない動物ね!」
「子供はプレゼントが貰えるんだって!!煙突からサンタが……」
「アンダーワールドにも来るのかしら?煙突なんてあったっけ?」
「靴下ってなに?足に巻くのかな?これは何だろう……ヤドリギ???」

やがて長旅の疲れが出たのか、酔っ払ったとんがり耳は椅子で眠ってしまいました。
小さな2人は時の過ぎるのも忘れて本のページをめくり続けます。

「プレゼントかぁ……ボクたちも良い子にしてたら貰えるのかな?」
男の子がつぶやきました。
「どうかしら?アタシはいつも良い子だけれどサンタのプレゼントは貰ったことがないわ」
「ゴブリンだと難しいのかなぁ?」
とても残念そうに首を傾げる男の子の隣で女の子が言いました。
「あ、アタシすごい良いこと思いついちゃった!」
「えっなになに教えて?」
「あのね……」
女の子は自分のアイデアを男の子に話して聞かせました。
「そうか!それは良いかも!でもそれには誰か手伝ってくれる人を探さなくっちゃ!」
「そうね!」

はてさて、ゴブリンの子供たちのクリスマスはどうなるのでしょうか?

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日時: 12月23日(火・祝)22時開始
集合場所:テルマームーンゲート横(六分儀座標:166o 54’S, 33o 7’W テルマー)

◆ 当イベントに参加するにはステイジアンアビスへのアップグレードが必要です。
◆ イベントの行動範囲にフェルッカのダンジョンを含みます。
◆ イベントチャンネル JapanEMevent(#無し) にお入りください。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ 貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
  イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ ロールプレイ中はロールプレイキャラクターの周りを開けておいてくださいますよう、
  お願いいたします。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
  プレーヤーの皆さまのご協力をお願いいたします。