ブリタニア百鬼夜行抄

8月のある日、トレジャーハンター見習いの幸はイルシェナーの名誉ゲート近くにあるThe Deuce’s Vinculum Innに立ち寄っていた。イルシェナー各地での宝探しを終えた後、疲労感に襲われた彼女はしばしの休憩の為にこの宿屋に足を踏み入れたのだった。

「こんにちは~」

この店については良く知らない。赤と黒を基調とした内装はブリタニアやトクノの店とはだいぶ違うようだ。店内は綺麗に掃除されカウンターの奥には食材が並べられている。かまどの鍋にはシチューがたっぷり入っている。二階の宿泊部屋はなぜか荒れていて少し気にはなったが、泊まるわけではないのだからと無視することにした。

「すみませーん!誰かいませんかーっ!」

幸は声を張り上げたが、特に反応は無かった。

「待っていれば誰か来るかしら?」

とりあえず座りたいと思った幸はカウンター席につき、店員が出てくるのを待つことにした。しばらく後、彼女は人心地がついたためか急な睡魔に襲われ眠ってしまっていた。目が覚めると辺りはもう夕暮れに差し掛かっており、店の周りの深いジャングルからは時折木々のさざめきや何かの動物が地を這う音などが聞こえて始める時刻になっていた。

「やば!もう帰ろう」

幸は店を後にすると名誉のムーンゲートへと急いだ。ようやく家にたどり着くと長老が出迎えてくれた。

「お帰り幸、遅かったのう、心配したぞ?」

「ごめんお爺ちゃん、もうちょっと早く帰る予定だったんだけど……かくかくしかじか!」

「危険な目にあわずに済んでなによりじゃが気をつけんとのう?まあそれより早くご飯を食べてしまいなさい。後ろはお友達かな?」

「後ろ?」

日時:
8月17日(日)
21:00~ 出雲シャード
22:00~ 桜シャード

集合場所:ゼント銀行前
※ニュジェルムEMホールに現地へのゲートを設置いたします。

※当日2回目以降に実施のシャードは開始時間が遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。

◆ チャットチャンネルJapanEMevent(#無し)にお入りください。
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