イベントモデレーター募集のお知らせ

UO Heraldより – 日本語を話すイベントモデレーター募集のお知らせ

Kai Schober

2 Feb 2012 16:36:00 EST

こんにちは、皆さん。

私たちは創造的で、活動的な、日本シャードでイベントを活性化させることができる6人の仲間を求めています。応募にあたり、18歳以上であること、月20時間の実働時間が求められています。ほんの少しの英語がチームメンバーとコミュニケートする上で必要です。もしあなたがイベントモデレーターチームの一員になることを希望されるなら、下記の応募フォームをご記入の上、barmstrong AT ea.com(ATを@に変えてください)までご返送ください。

Name:
Age:
Shard/shards you play on:
What language (s) do you speak?
Account names (no passwords please):
How long have you played UO:
Have you ever been a volunteer or worked with EA before?
What type of character do you like to play?
If you could change anything about UO what would it be?
Where do you buy bananas? (sorry couldn’t resist)
Has any of your accounts ever been suspended, if so what was the reason?
Write a short event that you would like to run on a shard, include the type of decoration and reward you would like to give.

EMは自分のメインシャードのEMになることはできません。

皆さんのご応募をお待ちしております。

新人ロイヤルガード訓練2

ブリテイン城の一室の扉の前でロイヤルガード士官候補生のニコル・ヴァレンタインは中の会議が終わるのを待っていた。石造りの壁に溜まった冷気が彼女のプレートアームからはみ出た腕を冷やりと撫でたので、クロークを羽織り直した。ブリタニアは冬である。城の中の雪は綺麗に片付けられているが街から一歩でも踏み出せば白く覆われた森が広がる季節だ。

今朝もまた上官のサー・ニコラスに呼び出されたのだ。いつもならば申し送り程度の時間で終わる朝の会議がこの日はなぜだか長引いていた。先ほど部屋に入っていった伝令らしき兵士がいたが…。

「何かあったのかしら…?」

ドアが開き、上官たちがぞろぞろと中から出てきた。部屋の奥でサー・ニコラスが少々困ったような顔をしてテーブルの上に置かれた文書を見つめていた。

「失礼いたします。 会議の後にこちらへ伺うようにと…」
「ああ…ミス・ヴァレンタイン、ちょうど良かった」

困った顔の上司に「ちょうど良かった」などと言われて、ニコルは一瞬苦笑いをした。
サー・ニコラスは胃の辺りを右手で押さえながら話を始めた。

「この前の…君の極秘任務だが…あれをどう思うね?」
先々月の要人エスコートの件である。記念すべきニコルの初任務であったのだが、事もあろうに肝心の相手を人違いしてしまった。偶然であるが特徴とコードネームが同じという別人に出くわしたせいである。後から任務に同行したサー・ニコラスが無事本物のエスコートを完遂してくれ事なきを得たが、ニコルにとっては手痛い経験であった。

「あれはわたくしの失態でございます。…偶然とはいえ…どのような言い訳を致しましても結果的には失敗だったのですから」

“失敗”を認める…そもそも失敗に縁の無かったニコルだがこの時は心から自分を恥じていた。
しかし、思い悩むそぶりは微塵も見せなかった。彼女のプライドは失われてはいない。

「ふむ、まあ初仕事の君を一人にしてしまった私にも責任があるだろう。ミスは次回に気をつければよろしい。」
「はい、その様に肝に銘じます」
殊勝に頭を垂れる部下を見て、サー・ニコラスはそれ以上の小言は言わない事にしたらしい。
ニコルに振られてきたのはまったく別の話であった。

「実は、気になる事件の報告があってね。まあ、事件というには些細な事なのだが…
去年よりブリタニア各地で不穏な空気が流れているのを君も感じているとは思うが」
「恐れながら…先ほどの伝令が何か?」
「カンが良いね」先ほどまで胃を押さえて苦虫を噛み潰したような顔をしていたサー・ニコラスが突然ニッコリと微笑んで自分を見たのでニコルも思わずつられて微笑んでしまった。

「ミス・ヴァレンタイン、君にこの件の調査を命ずる。すまないが正式な案件ではないので担当は君一人だ。人手が必要ならば市民の協力を募ってみてくれ。名誉挽回のチャンスだ。場所は…」
任務の内容を聞きながらニコルは彼女の顔が次第に引きつって行くのを感じていた。

【日  時】 1月29日(日曜日)21時~
【集合場所】 桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)
※ブリ1銀前に直通ゲートがあります。
【備  考】
※戦闘・移動魔法の準備をして来てください。
※貴重品・貴重なペットの持ち込みは各自の判断にお任せします。
※EMは紛失物・ペットの復元はできません、予めご了承ください。
※チャットJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。
※ロールプレイキャラの周囲を空けてくださるようお願いいたします。

謹賀新年

桜の皆様

旧年中は大変お世話になりました。
今年も皆様とともに楽しいイベントをたくさん開催できるよう
誠心誠意、努力する所存です。
どうかよろしくお願いいたします。

EM猫又

桜EM一周年記念&Meet and Greet

桜の皆様こんにちは

2010年12月17日より丸一年近く経ち、桜のEMイベントも一周年を迎えることとなりました。
桜EMイベント及びEM猫又を支えてくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。
一周年を記念して特別なイベントを行う予定です。
イベントの後にMeet and Greetを行う予定です。

皆様のお越しをお待ちしております。

【日  時】 12月17日(土曜日)22時と23時(M&G)
【集合場所】 桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)
※ブリ1銀前に直通ゲートがあります。
【備  考】
※戦闘・移動魔法・保険金の準備をして来てください。
※貴重品・貴重なペットの持ち込みは各自の判断にお任せします。
※EMは紛失物・ペットの復元はできません、予めご了承ください。
※チャットJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。

新人ロイヤルガード訓練

秋風の吹きすさぶ中、ブリテイン城の裏庭にある戦闘訓練場では下級ロイヤルガード達が白い息を吐きながら訓練に励んでいた。長きにわたるベイン軍との戦闘のため疲弊したロイヤルガードは新人の補充を行ったが、戦後の混乱の為か生きる糧を得る為にガードに志願した者も多かった。その中には八徳の教えを知らぬ者も少なからず混じっていた。

ロイヤルガード士官候補生のニコル・ヴァレンタインはブリテイン城の一室で、戦略・戦術の座学を受けていた。
「つまらない授業ね、早く休憩にならないかしら?」彼女は心の中でつぶやいていた。
この日の授業内容は彼女には簡単過ぎたのである。他の士官候補生は熱心に教授の話に耳を傾けていたが、ニコルはぼんやりと窓の外を眺めていた。

士官候補生のニコルといえばロイヤルガードの中ではちょっとした有名人である。父親は元ロイヤルガード隊長、母親はマジンシアの貴族で富豪のヴァレンタイン家の跡取り令嬢でありながらロイヤルガードに志願したと言う変り種だ。豊かな赤い髪を持つ美女で武術の達人、酒にも強い。こう言うといくらなんでも話を作りすぎだと思われそうだが事実なのだから仕方がない。しかし最も特筆すべきは彼女のその性格であった。幼いころから名家の跡取り令嬢として育てられ、成績優秀・容姿端麗であった彼女はいともたやすく数多くの成功をつかんできた。いわゆる一般人が経験するような努力や挫折とは無縁であった。だが、その恵まれた家柄のためか親の七光りだと言われることも多く、彼女は孤独であった。そのせいであろう、若干協調性に欠けるところがあるのが唯一の欠点である。そのきつい性格もあいまって、彼女を敬遠するものも少なくなかった。特に一部の下級ガード達にとって彼女は面白くない存在だったのである。

退屈な座学の時間が終わり、眠気を吹き飛ばそうとニコルが城の裏庭に散歩に出てきた時である。
「見ろよ、お嬢様のお出ましだぜ!」訓練中の下級ガードの1人が言った。
「これはこれは…お嬢様におかれましては本日もご機嫌麗しく…」
にやにやと彼女を見つめる下級ガード達、入隊当初は戸惑いこそしたものの最近はもう慣れてきていた。
「みなさんごきげんよう!ところで何をしているのかしら?」たじろぎもせず、にっこりと微笑みながらニコルは言った。
「ミス・ニコル!我々は戦闘訓練をしていたのです!」白い息を吐きながら中の1人が答えた。
「あらそう?準備運動をしているのかと思ったわ。もしくはダンスの練習かと」
「っ!? 何だと!」周囲がざわめくのを感じながらニコルは続けた。
「失礼、言い過ぎました。でも戦闘訓練にはとても見えなかったので…」
いつのまにかニコルの周りを怖い顔をした下級ガードたちが輪になって囲んでいた。
「やれやれ、またこの展開か」と挑発に乗った自分を棚に上げて彼女は思った。
「ちょうど退屈していたところよ。今日も一手お相手しましょうか?」
「どうせならデートの相手を頼みたいね!」男たちからヤジが飛ぶ。
「良いわよ?でも私は自分より強い男性が好きなの。どなたが私を満足させてくれるのかしら?」
今までも何人もの大男たちが彼女に挑んだが、無駄なことだった。
10分後もかからず試合は終わり、立っていたのはニコル1人。彼女の足元には彼女に倒された男たちが転がっていた。
「デートに誘っておいて地面に寝るなんて、失礼ね」
ニコルは慎重に足の踏み場を探しながら歩き、訓練場を後にした。

次の日ニコルは彼女の上官、サー・ニコラスの執務室に呼び出されていた。

「ミス・ヴァレンタイン、これで何度目かね私が君を呼び出したのは?」
「25回目です、サー」
「半年でね。記憶力の良い君が何度も同じ用件で呼び出されるのは一体なぜなのかね?」
「…。」
「下級ガードの訓練は君の仕事ではない。こうもたびたび彼らをヒーラー送りにされては困ると…」
「君のお父上は立派なロイヤルガードだった、ぜひにと請われてヴァレンタイン家の婿養子になられたために退職してしまわれたが…」
ニコルはこの上官が苦手だった。父親の元部下で友人だというこの初老のロイヤルガード隊長は穏やかな物腰とは似合わず小言が多いのであった。彼女がロイヤルガードに志願したときに大反対した両親を説得してくれた恩人ではあるが、小さい頃からの知り合いというのもどうもやりにくい。
「お言葉ですが、彼らの方から私にかまってくるのです。それに言葉で言ってもわからぬ者には力で教えたほうが早いこともございます。」
「優秀な士官候補生の君に言うのもなんだが、人心の掌握術も学んだ方が良いのではないかね。」
「…犬のほうが賢いかと錯覚するような者もおります。」
「ニコル!」
サー・ニコラスは溜息をついた。
「過去の戦争で我々は多くの仲間を失った。今のブリタニアは指導者不在の状況にある。このところ目立った争い事は無いが、今後もこの平和が続くという保障は無いのだよ。」
「「我々は仲間割れなどしている場合ではないのだ。どんな新人でも立派なロイヤルガードに育てなきゃいかん。」…ですわよね?」
ニコルがいつもの自分の台詞をモノマネ付きで言ったので上官はさらに深く溜息をついた。
「君とて例外ではないのだがね。将来人の上に立とうというのならばチームワークの重要性を理解したまえ。いくら君が有能だとしても1人ではできない任務は山ほどあるのだよ、わかるかね?」
「力を持った上官が正しく命令を下せばそれで十分ではありませんか?」
ニコルがそう答えるとサー・ニコラスは苦虫を噛み潰したような顔をしながら左手をひらひらとさせ、彼女に退室を命じた。

さらに数日後、またもやニコルはサー・ニコラスの執務室に呼び出されていた。
「ミス・ヴァレンタイン、私が思うに君に足りないのは経験だ。そこで君に特殊任務を命ずる。本来は私の仕事なのだが、君にも同行して貰うことにした。君の持論が通用するかどうか試してみたまえ。非公式な任務だから人選は君に任せよう。君がヒーラー送りにしてしまったガードたちの代わりに一般市民から協力者を募ると良いだろう。」

【日  時】 11月27日(日曜日)20時~
【集合場所】 桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)
※ブリ1銀前に直通ゲートがあります。
【備  考】
※戦闘・移動魔法の準備をして来てください。
※貴重品・貴重なペットの持ち込みは各自の判断にお任せします。
※EMは紛失物・ペットの復元はできません、予めご了承ください。
※チャットJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。
※ロールプレイキャラの周囲を空けてくださるようお願いいたします。