【ミニイベント】第2回★★★ K-1グランプリ 2011 ★★★

9月某日、EMホールの2階にて

猫又「探しましたよチェリーさん!実はあのイベントをもう1回やることになりました!」
チェリー「あのイベントってどの…ハッまさか!」
猫又「ふふふふ裸エプロン椅子取りゲームinフルッカです!ダイエットはお済みですか?」
チェリー「…どう考えても趣味にしか思えないんだけど?なんで毎回脱がせようとするのよ!」
猫又「マジックアイテムの性能の差で勝敗が決まったら面白くないからです
チェリー「…マジックプロパティのない服とか…」
猫又「服の下をチェックするのが難しいので却下です!もしかしてまだ痩せてないんですか?」
チェリー「ギクッ」
猫又「その他にも注意事項があるので、皆さんご理解の上お越しください!!」
チェリー「わ、私はまだ参加するとは…」
猫又「*ニヤリ*」

【日時】9/30(金)22時
【集合場所】桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)※ブリ1銀前に直通ゲートがあります
【内容】フェルッカにて行う裸エプロン椅子取りゲームです
【ルールの説明】
1. EMホールからゲートでフェルッカの閉じたダンジョンに移動します
2. ゲートはイベント開始後10分程で閉じます、時間厳守にてお集まりください
3. 競技参加者はエプロン(マジックプロパティの付いていない物)と松明・ランタン(人間・ガーゴイルの夜目対策)のみ身に付ける事ができます
4. 参加人数が多い場合はグループ分けを行います
5. 楽器の音で椅子の周りを歩き、炎のエフェクトで椅子に座ります
6. 1回着席毎に、EMが椅子を減らして行きます
7. 最後の1人が決定するまで5-6を繰り返します
8. 優勝者の名前入りの記念品をEMホールに設置する予定です
9. 椅子が吹っ飛ぶ?特別試合の予定もあります!

【備考】
 チャットチャンネルJapanEMevent(#なし)にお入りください
 楽器の音が聞こえる状態にしておいてください
 ペットの同伴・各種呪文・アイテム・楽器の使用はご遠慮ください
 競技参加中の変身は禁止です(見学は可)
 なるべく身一つでお越しください(シーフが来る可能性があります)
 万一死亡・シーフの被害に遭われた場合でもEMはアイテム等の保障を致しません
 申し訳ありませんがヤング及びトライアルアカウントの方は参加できません

父を探して part3

「この野郎、なんとか言わないか!」
緑ゴブリンの男の子は今まで聞いたことも無いほどの怒鳴り声をあげる父親を見つめながら震えていました。
「とんがり耳!少しは落ち着いたらどうだい?そんなに大声を出したら怖くて何も答えられないだろう!」
グレイゴブリンの婆さまがグレイゴブリンの女の子に男の子を部屋から連れ出すように言いました。

尋問されている謎めいた黒いゴブリンの目にはうっすらと涙が浮かんできました。
「…最初は小さな蜘蛛だったんだ…珍しい色をしていたから飼うことにして…」
黒いゴブリンは震える声でポツリポツリと語りだしました。

男の子が部屋から出ると女の子が話しかけてきました。
「大丈夫?ビックリしたわよね。でもとんがり耳の気持ちもわかるわ」
「ぼく、あんなお父さん初めて見たよ…」
「きっと蜘蛛神の乙女のことが心配でたまらないのね。こんな言い方は不謹慎かもしれないけれど
なんてロマンチックなのかしら…」
「ロマンチックてなあに?」
「…同意が得られるとは思ってなかったけれど(汗)。大好きな人がいなくなったら心配でしょ?そんな感じよ!」
「蜘蛛神の乙女とお父さんのこと、ぼくちっとも知らなかったからなんだかまだピンとこないんだ」
「何言ってるのよ!まったく子供なのねアンタって。ふたりが恋仲だったからアンタが生まれたんじゃないの!」
「恋仲だと子供が生まれるの?どうやって?」
「そ、そんなの…お互いを大好きなふたりがぎゅーって抱きしめあえば子供ができるのよ!うん!」
「えっそうなの…よくわかんないけど…」
女の子は真っ赤になってツンとそっぽを向いたかと思うと、ふと思い出したかのように向き直りました。
「あっそうそうアンタに渡したい物があったのよ」
そう言って女の子は男の子に指輪を差し出しました。
「この指輪なあに?」
「それはねバララークの指輪よ。前にちらっと言った事があると思うけれどそれがアンタの役に立つと思うの。それを指にはめてみて」
「こう?」
指輪をはめると男の子はグレイゴブリンにそっくりな色になりました。
「…アンタはグレイゴブリンがキライかもしれないけれど、この街にいる間はそれを使ったほうが良いと思うわ」
「うん、ありがとう…えっと…」
「アタシのことはお嬢様って呼びなさいって言ったでしょ?」
「(本の中のお嬢様はもうちょっとおしとやかだったような気がするけれど)ありがとうお嬢さま」
「乙女ってアンタのお母さまよね?無事だと良いわね…」
「うん」

部屋の中では黒いゴブリンが恐怖でこわばった顔で話をしています。
「ヤツは、あの蜘蛛はだんだんと大きくなって…変わった獲物を欲しがるようになったんだ…
血だよ…最初はこっそりと緑ゴブリンの死体とかを与えていたんだけれど最近はグレイゴブリンでもお構いなしになって…あああ!!わたしの家族も…!!」
「落ち着いて、続きを話すんだ。」
とんがり耳が促すと黒いゴブリンは狂ったような叫び声をあげました。
「なんなんだよ!緑ゴブリンがどうしてこんなところにいるんだ!そうか、ヤツはお前が送り込んだ魔物だったんだな!」
怒ったとんがり耳が黒いゴブリンにつかみかかろうとした時、
「喝!」
ものすごい声がして一瞬部屋の中が静かになりました。
「続けな、ただし余計な事は言うんじゃないよ。お前に聞きたいのはそんな事じゃない。乙女をどこにやったかだ」
お婆さまが冷静に、かつ怒りに満ちた声で言いました。
「く、蜘蛛神の乙女ならばヤツの暴走を止められると思ったんだ。だけどヤツは乙女を襲った!なあどうしてなんだ?乙女は蜘蛛には襲われないはずだろう?」
「…馬鹿なことを!ああ、なんてことだ!最近の若い者は本当に不信心だよ…いいかい?蜘蛛と乙女には相性というものがあって…ってそんな話は今はどうでも良い。乙女の居場所をさっさと言わないかい!大体なんで逃げたんだい?」
「仕方が無いだろう!わたしだって必死だったんだ!乙女は繭に入っている、ヤツの巣はこの街の外れの…」

全て話し終わると黒いゴブリンは気絶してしまいました。
お婆さまはとんがり耳に言いました。
「またお前さんの出番のようだね」
とんがり耳は黙って頷きました。

【日  時】 9月18日(日曜日)21時~
【集合場所】 桜EMホール(六分儀座標: 37o 32′N, 172o 32′E)
※ブリ1銀前に直通ゲートがあります。
【備  考】
※戦闘・移動魔法の準備をして来てください。
※貴重品・貴重なペットの持ち込みは各自の判断にお任せします。
※EMは紛失物・ペットの復元はできません、予めご了承ください。
※チャットJapanEMevent(#の無い方)にお入りください。
※SAに対応していないアカウントではイベントの一部を体験できません。
※ロールプレイキャラの周囲を空けてくださるようお願いいたします。