【イベント】サンタが街へやってきた 2016

「こりゃ、そこのエルフ!これは一体なんの真似かな?」

白ヒゲのサンタクロースは立派なクリスマスツリーの横でプレゼントを配っているエルフのサンタに詰め寄りました。

「ああ、サンタクロースさん」
「もしや同業者か?」
「ええまあ。今年は我々エルフのサンタクロースもブリタニアの街でホリデーギフトを配ることになったんですよ」
「そうだったのか……それにしても物凄い量じゃな」
「はい、ツリーの育成などにソーサリア中の生産者の皆さんがご協力を申し出てくださって……。*smiles*」
「ふーむ、ワシもいくらかプレゼントを用意しておったのじゃがな」
「なんでしたら私がそれをお預かりして一緒にお配りしておきましょうか?」
「ふむ?」
「そうすれば貴方は一足早く休暇に入れるでしょう?毎年この時期はお仕事でお忙しそうですしたまにはよろしいのでは?」
「そうか、それじゃあお言葉に甘えることにするかのう」

だが白ヒゲのサンタは知らなかったのです、この一件が後にあんなことになるだなんて……!

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日時: 12月18日(日)22時開始
集合場所:桜EMホール

※ニュジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  チャンネル名は JapanEMevent(#なし)です。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ 今回のイベント開催地はフェルッカを含みます!現地の仕様をご理解の上での参加をお願いたします。
◆ ステイジアンアビス・伝説の刻の拡張を導入されていない方はイベントの一部を体験できません。
◆ 推奨スキル:Stealing [窃盗]

◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう

【イベント】少年よ、大志を抱け

コーブの農家の息子、ウィリアム(William)は母親とペットの子豚のピグレット(Piglet)との2人と一匹暮らし。
彼らは貧しいながらも仲良く、つつましい生活を送っておりました。
普段の彼らの食事は固くなった残り物のパンと村の畑の横の果樹園で取れた傷物の果物のみ、育ち盛りの彼はいつもお腹を空かせていました。

ある夕食の時のことです。
「お母さん、もうすぐ収穫祭でしょう、うちは何か特別なごちそうを用意したりするの?」
「ごめんよ、ウィリー。うちは貧乏だからねぇ。特に何も予定はしていないのよ」
「ああ……たまにはお腹いっぱいのごちそうを食べてみたいなぁ」
「すまないねぇ……まったく、お前のお父さんが借金をこさえて夜逃げをしたりなんかしなければねぇ……」

そう言うと母親はぼろぼろのエプロンの裾で目頭をぬぐった。

「ごめんなさい、お母さん。僕が大きくなったら狩りや釣りをもっと頑張るから泣かないで」
「お前には苦労をかけるね。……でもね、母さんいい事を思いついたんだよ」
「いいこと?」

そう言うと母親は彼の子豚を見つめた。

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日時: 11月20日(日)22時開始
集合場所:コーブ民家前(六分儀座標:36o 18’N, 64o 41’E Trammel)
※二ュジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニュジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  チャンネル名は JapanEMevent(#なし)です。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう

【イベント】Reunion ~ part 5

ブリテインのヒーラーハウスのヒーラーは厳しい表情を隠そうともせず彼の患者を見つめていた。
「次は右手をゆっくりと曲げてみてください」
「そう……無理はしないで」
「痛っ」
「はい、それくらいでもう結構ですよ。」

エミリオは右手に走った鈍い痛みに思わず顔をしかめてしまったが、心配そうに様子をうかがっていた幸とブルードラゴンに気づくと力ない笑顔を作って見せた。
一月ほど前サラマンダーに焼かれ火傷を負ったエミリオは、一命を取り留めこそはしたがその身体に残された傷は相当に酷いものだった。
重苦しい空気が部屋中に満ちていた。

エミリオが口を開いた。
「先生、僕の右手はもとのように動くようになるんでしょうか?」

ヒーラーは小さく首を横に振った。
「…………右手だけじゃない、あなたの全身に残された火傷の痕はもう消えません。絵も以前のようには……お気の毒ですが……」

「……そんな!」
幸は思わず声を上げてしまったがすぐに両手のひらで自分の口を塞いだ。エミリオの眼に曇りが見えたからだ。

ヒーラーは続けた。
「サラマンダーに焼かれたそうですが、今こうしていられるだけでも幸運なことなんですよ」
「これからはリハビリを頑張っていただいて日常生活に支障が出ないレベルまでの回復を……」
「どなたか身の回りのお世話をしてくれる方はいらっしやいますか?もしいなければ……」

「……一人にしてくれ」
「エミリオさん……」
「……すまない……一人にしてくれっ!!」
エミリオは声を殺して泣いていた。

ヒーラーはそっとエミリオのそばを離れると、小さな声で助手に彼を見張るように指示した。
「彼が落ち着くまで、そっとしておきましょう」
ヒーラーの言葉に促され、幸とブルードラゴンはヒーラーハウスを後にした。

「エミリオさん、どうなっちゃうのかな……?」
幸の瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。
「……画家がその才能を奪われようとしているのだ、無理もない」
ブルードラゴンは続けた。
「しかし妙だな。サラマンダーの炎がエミリオを焼くなどありえないはずなのだが……」
「どういうこと?」
「……それは」

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芸術ギルド地下のアトリエではエミリオの弟子たちがアゴをつき合わせて話し込んでいた。

「なぁ、エミリオさんはこれからどうなってしまうのかな?火傷だろう?以前のようにはもう描けないんじゃないのか?」
「もしそうならギルドは師匠をどうするつもりなんだろうな、描けなくなった画家を雇い続けるなんて聞いたことがない」
「描けなくなったと決まったわけじゃないだろう!俺はまだ彼に教えてもらいたいことがたくさんあるんだ!」
「俺だって!」
「おい、大声を出すな!上に聞こえるぞ」
今日も地上階ではエミリオの具合を聞きつけた馴染み客の注文に対する問い合わせが続いていた。

「それにしても……」
弟子の一人が立ち上がり、壁際の椅子にすわってたアメデオに絵筆を投げつけた。
「おい止せ!」
「こいつの、こいつのせいで……!」
「落ち着けよ、気持ちはわかるが今はそれどころじゃないだろう、俺たちだけでも出来る仕事は進めておかなけりゃ……」
「ちくしょう!」
弟子たちは慌しく地上階へと戻ると今後の算段をしはじめた。

アメデオは椅子に座ったまま、足元に転がった絵筆を見つめていた。

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日時: 10月23日(日)22時開始
集合場所:ブリテイン芸術ギルド前(六分儀座標:4o 2’S, 8o 30’E Trammel)
※二ュジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニュジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  チャンネル名は JapanEMevent(#なし)です。
◆ Reunion物語の最終回となります。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ 今回のイベント開催地はフェルッカを含みます!現地の仕様をご理解の上での参加をお願いたします。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう

【イベント】Reunion ~ part 4

真っ暗闇の中、たたずむ男の幽霊は今にも消えそうな気配を漂わせていた。

「待って!アメデオ……!」

幸は彼に向かって叫び続けたが、声にならない声が唇から漏れるばかりであった。

「まだ消えちゃ駄目だよ!ブルードラゴンはどうするの!?」

幸が強く心の中で叫んだ瞬間、彼女はふいに現実世界に引き戻された。心配そうに彼女の顔を覗きこむターコイスドラゴンの顔がすぐ近くにあったので幸は思わず目を丸くしてしまった。

「眠りながらうなされていたぞ? 大丈夫か?」

ターコイスドラゴンは器用に翼を動かすと幸の額から流れる汗をぬぐった。

「夢??ブルードラゴンはどこ?」

「彼なら今はエミリオのところへ出かけているはずだが?」

「大変、すぐに知らせに行かなくっちゃ!」

幸は素早く身支度を整えると、ルーンブックをめくりブリテインへとリコールを唱えた。

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日時: 9月18日(日)22時開始
集合場所:ブリテイン芸術ギルド前(六分儀座標:4o 2’S, 8o 30’E Trammel)
※二ジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  チャンネル名は JapanEMevent(#なし)です。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう

【イベント】Reunion ~ part 3

「おいちい」
「ちょうだい」
「ええ~?まだ食べるの?」

幸がブルードラゴンの幼生の世話を始めて一月あまりが経っていた。

「どうしよう、もう空っぽだよ」

パックパックいっぱいに詰め込んであった鉱石や宝石がまるで銀行前のゴミ箱にでも吸い込まれたかのように全てドラゴンの腹の中へと消えていったのを見て幸は途方に暮れた。それなのに無邪気に追加を要求してくるドラゴンはすっかりと餌をくれる幸に懐いたようで、彼女の足元をちょこまかと歩き回っている。

「ぴぃぴぃ」
「しょうがないなぁ、また鉱山へ行ってこなくちゃ」

その様子を横で見ていた幽霊のアメデオが飽きれた口調で言った。

「ブリタニア中の鉱山を食べつくすんじゃないか?こいつ」
「ええっまさか? それにしてもアメデオが鉱山の場所をいろいろ教えてくれたから助かったよ、ありがとうね」
「フン……お前は掘り師としては素人だしな。でもこれは貸しだぜ、いつかちゃんと返せよ?」
「う、うん」

先月の冒険でイルシェナーの奥地にあったプレナイト鉱山を訪れて以来、アメデオは少し毒気が薄れたような気がする、これがエメラルドドラゴンが言っていた宝石の効果なのかしらと幸は思った。

「そんなに食うクセして、ちっとも大きくならないよな!!」
「元気はあるみたいだけれど……ターコイスドラゴンが調べるって言っていたこの子を大きくする方法ってまだ分からないのかなぁ?」
「このままじゃお前、一生そいつの餌係りだぜ?」

そういうとアメデオはそっぽを向いて黙ってしまった。

「もしかして、心配してくれているのかしら……?」

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日時: 8月21日(日)22時開始
集合場所:ブリテイン芸術ギルド前(六分儀座標:4o 2’S, 8o 30’E Trammel)
※二ジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。

注意事項:
◆ イベントチャットチャンネルにお入りください。
  チャンネル名は JapanEMevent(#なし)です。
◆ 当日は戦闘準備のうえ、お越しください。
◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、
 イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
  - イベント進行の妨害、かく乱行為。
  - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!